MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。
弁護士M先生と離婚調停を始めたのが2021年の5月。でもその数か月後、先生の進め方と私の希望とが合わず、解任させてもらいました。今回はそのお話をしようと思います。
離婚問題に詳しい女性弁護士?
M先生との出会いは、父に長年知り合いのベテラン弁護士さんがいて、その方に「女性で離婚問題に詳しい弁護士さんを」とお願いして紹介してもらったのでした。確かに始めは、私のこれまでの結婚生活やDVモラハラの現状など詳しく聞き取りをしてくれて、「離婚調停申立書」もその内容を織り込みながら私の意向を反映させて作成してくれました。先生も「この申立書の内容なら、誰が読んでも離婚は間違いないですね」と言っていました。私は、先生は私の理解者で味方だと思っていました。
依頼人の利益を守る、とは
ところが1回目の調停が始まると、それは間違いでした。M先生は私の代理人弁護士として依頼人の私とその子供の利益(安全)を守ってくれる、と思っていました。しかし先生の意識は、いかに効率よく離婚に持っていくか、に注がれていたのでした。詳しくは 第1回調停の最悪な展開 に書いてあります。ここで簡単に言うと、私の要求は離婚すること、子供たちとの面会交流はいつかさせるつもりだが今は「会いたくない」と言っているので様子を見ること、養育費と慰謝料を払ってもらうこと、です。夫の要求は、しばらくは別居でよいが離婚はしたくない、まず早く子供に合わせてほしい、です。
M先生は、離婚を勝ち取るために、子供と夫の面会交流を早く始めて夫を安心させ、離婚を納得させる、という方策を取ろうとしたようです。だから1回目の調停の直前に、面会交流をさせるように、と私に勧めてきたのです。この方策は、DVモラハラ以外の離婚調停の場においては良いかもしれません。しかし今回のように、私や子供に暴力を振るったことで離婚調停を開いている場合はとるべき方策ではなかったです。私だって夫のことはもう信用できないし、会いたくはありません。子供たちだって同じです。離婚を早く勝ち取ることも大事ですが、被害者である私たちを守る、という視点も大切にしてほしかったです。
結果、私は調停の場で、調停員とM先生に促される形で、子供と夫とのオンラインでの面会交流を了承してしまったのでした。(数日後に撤回しましたが)
DVモラハラ問題に詳しい弁護士を求む!
「離婚問題に詳しい女性弁護士」ということで紹介してもらい、私も安心して依頼しましたが、M先生は「DVモラハラによる離婚問題」についてはあまり詳しくなかったようです。DVモラハラは同じ離婚問題でも、性格の不一致や不貞問題とはまた一線を画すものなのでしょう。DVやモラハラをする男性がいかに自己中心的で反省できず執拗か、よく理解していないと依頼人を守ることはできないのだと思いました。M先生と契約を交わして5か月余り(その間に調停は1回のみだけど)、私は先生との契約を解消することにしました。
その後すぐに新しい弁護士さんを探し、I先生と無事契約を結び、今は離婚裁判中です。
次は、DVモラハラで調停や裁判をするなら、どのように弁護士さんを選ぶべきか、について書きたいと思います。
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