年末になり、小学校でも二学期の個人懇談がありました。今回は、長男の担任の先生との懇談の内容についてお話したいと思います。
授業中徘徊していたが・・
12月25日から冬休みが始まりました。それに先立って、2学期の個人懇談があったのでそこで先生から聞いたことを書きたいと思います。今回は生活面でのことを書きますね。
長男は以前よりもかなり落ち着いて学校で過ごせているそうす。1学期は夏の暑さもあってか、授業に集中できないとふらふらと廊下に出てしゃがみこんだり、そのまま寝ころんで寝てしまったり。。中庭や運動場を徘徊(?)して他の先生に注意されたり。。。担任の先生も長男をどう指導したらよいか、かなり思考錯誤されたようですが、強く叱って抑えつけたりしても逆効果とわかり・・・。今は、他の生徒に迷惑がかからないなら授業中に何をしても基本見守る方針だそうです。すると最近の長男は、廊下にでたり外に出たりはするが、その頻度は減り、教室でおとなしくしていることが増えたようで。(秋冬になり、単純に寒いから外に行かない、ということもあるのでしょうが。。)
意外にも読書ができる!
で、授業中教室で何をしているかというと、図書館で借りてきた本を読んでいるそうです。野球が好きなので、プロやメジャーに行った選手の自叙伝など、子供向けの本というよりは、普通に大人でも読む本を何冊も読んでいるらしいのです。本人は全く無意識でしょうが、おそらく自己啓発的な感覚でそういったジャンルの本を手にしているのでしょう。勉強もしない、本も読まないと思っていた長男が・・・驚きました。自分の興味あることにはちゃんと集中できるんだな、とうれしくなりました。もちろん、授業中にそんなこと、本当はしてはいけないことなんですが。
先生の心配
学習については改めて別の投稿で書くことにしますが。
先生が一番気にしていることは、長男の友達との関係だとか。明るく屈託ない彼は、この4月に転校してきてまもなく友達ができ、今ではクラス内外にたくさんの遊び友達がいます。お友達のタイプは、長男と同じように元気いっぱいやんちゃ系(と言っても不良タイプではないです)。そういう友達同士で、お互いにからかい合ってふざけ合うことはよくあることですが。先生が言うには、長男の場合はその度が過ぎていることがよくある、とのこと。相手の気持ちが読めずにしつこくからかい続けたり、くだらないあだ名をつけて呼んだり。相手の気持ちを考えず、思ったことをぱっと言ってしまい、トラブルになるとのことです。
ADHDの特質か?
それを聞いて、私はピンときました。ADHDの本の中に一つ、そういう特徴が書いてあったのです。自宅でもそのようなことは実はしょっちゅうあります。私や次男に対してキツイ、傷つくことをぱっと言ってしまう。私が叱ると「あっ、言っちゃった。。」という態度で黙ります。
これを全てADHDのせいにするのは無理がありまし、これまでの育て方のせいもあるでしょう。だから自宅でも冷静に、そういう性格というか特質を根気よく注意していく必要があるなと改めて思いました。今は5年生ですが、学齢が上がるごとに友だちへの接し方も成長していかなければ、その内「馬鹿なヤツ」と思われて相手にされなくなったら、本人が辛いですから。
女子からお世話される
あと、先生に言われてとてもうれしいこともありました。長男は基本とても心の優しい性格で、クラスの男女問わず慕われている、と。毎日のように先生から何かしらの注意を受け(厳しく叱られることもあり)、友達ともトラブルや喧嘩もするが、天真爛漫なところもある。さらに、クラスの優等生タイプの女子二人から、机の中がぐちゃぐちゃなので整理整頓してお世話してもらい、いけないことをした時は優しく注意もされている、と(笑)。。しかも、彼女たちの注意は素直に聞く、とのこと!(笑) ちなみに、長男の机の中には0点や20点のテストがいくつも突っ込まれており、本人は女子たちにみられても全く平気、とのこと。。母としては複雑な気持ちです。
最優先は心と生活の安定
長男が生まれながら持つADHDの特質。その特質のせいもあり、これまで父親からは暴言暴力を受けていました。私自身も長男を理解できずよく頭ごなしに叱りつけてきました。また、私たち両親の仲は悪く、父から母へのDVも目の当たりにしてきました。そんな心の傷も抱えている長男。自己肯定感が著しく低下した状態だと思います。だから今は「学校の学習について行く」ことは二の次にしています。毎日ちゃんと登校してお友達と良い関係を築き、のびのびと生活することを最優先と考えています。
担任の先生もそのことは十分理解していただいた上での指導だと思っています。先生には本当に感謝しています。
学習面や生活面ではできないことも多く、普通の5年生としてはかなり遅れをとっている長男ですが、人としての魅力はしっかりと備えているのかな、と本当にうれしく思いました。私も母としてついつい子供の悪いところばかり目についてしまいますが、良いところを積極的に見つけて褒めてやりたいと改めて思いました。
↑上の写真は、サバの味噌煮♡ 手作りと言いたいところですが、缶詰でーす(笑)忙しい時の強い味方★
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