長男の不満
昨日の記事では、別居に踏み切って良かった、という内容を書きましたが。今日は別居後の長男の不満について書いてみたいと思います。長男はこの4ヵ月の間に3回、同じ不満をぶつけてきました。
初めて言われたのは6月の始め。帰宅した長男の機嫌が悪く、むすっとして何も話さない。どうしたの、何が気に入らないの?言ってごらん?と言うと。
長男は思い切ったように「なんで俺、こんなところにいるのかな、って・・・」と思わず顔をクシャっとして涙をにじませました。
以前は郊外のゆったりした環境で、戸建で小さな庭のある家に住んでいました。前とはかけ離れた今の環境や自分の置かれた身の上にやるせなさを感じているようでした。今は小さな古いマンションに住んでいます。
なぜ相談してくれなかったの?
「相談もなく突然引っこしと転校をお母さんから言い渡され、驚き、納得いかなかった。学校も環境も友達も急に変わり辛かった。なぜ相談をしてくれなかったのか。なぜお母さん一人で決めたのか。」そう言われました。
私「相談していたらあなたはどういった?」
長男「・・・転校したくないから、同じ校区内のマンションに引っ越そうって言ったと思う」
私「そんな事したらいずれお父さんに居場所バレるよ?周りをうろつかれたり、戻って来てほしいと説得してくるよ?お母さん根負けして多分また元のサヤに戻ってしまうと思う。そうなったら、あなたはまたお父さんから暴力振るわれることになるよ」
私は全ての責任を
私「ここはおじいちゃんとおばあちゃんが近くにいる。お父さんもこんな遠くまでは追いかけては来れない。お母さんはあなたたちを守る為に全ての責任を背負うつもりでこっちに引っ越す決心をしたんだよ。だから相談はしなかったの。」
長男は黙っていました。続けて私は言いました。「あのまま4人で生活していたら、どうなったと思う?あなたが高校生くらいになったらお父さんよりも力が強くなる。」
長男「俺、我慢できなくなってお父さんを殴り返してたかもしれない。●してたかも・・・。」
私「そうなったら家庭崩壊どころか、あなたは犯罪者になってしまうよ。そうならない為に、私たちはここに来たんだよ。」
離婚して良かったと思える未来に
私「辛い思いいっぱいさせてごめんね。でも、後になって『あの時お父さんから離れてお母さんとここに来て良かった』そう思える未来にしよう。」
そう言ったら、長男は黙っていました。少しは納得したかな。でもきっとまたこういう不満は出てくると思います。その度に丁寧に話を聞いて、説明して理解して受け入れてもらうしかないかな。いつか本当に大人になったとき、わかってくれると信じて。
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