夫から長男への虐待① 理想を息子に押し付ける

DV・モラハラ・虐待

今日から数回に分けて、もう一つの別居の原因、夫からの長男への虐待行為についてお話していきます。なかなか重い内容だから、これを書き出すのに時間がかかってしまいました。

ADHDだった長男

小学5年の長男は今年の1月に当時住んでいた市の専門機関にてADHD(注意欠陥・多動症)と診断されました。でもそれまではそうとは知らず、夫も私も育てにくさのある子と思って育てていました。

特に小学校入学後は、落ち着きがない、集中力がないというADHDの特徴が見られるようになりました。また宿題は全くやろうとせず。「勉強キライ!」と。なので私もいつも困っていました。勉強をやらないと夫がキツく怒り出します。だから代わりに私が無理にでも指導してやらせるように習慣づいていきました。

理想を息子に押し付ける

小学校入学と同時に長男は野球を始めました。それは夫が野球が好きで息子にやらせたかったから。長男もすぐに野球が好きになり毎週末父と一緒に練習に行くようになりました。夫はとても熱心に、朝から夕方まで練習に付き添いました。

夫の息子への期待度はとても高かった。自宅練習用ではバットに重りをつけて毎日数十回素振りを強要するようになりました。小柄で細身の長男にとってはとても無理な要求でした。でもやらないと酷い言葉で罵って。2年生になってもヒットが打てないと「おまえはいつになったらヒットが打てるようになるんだ?!」と。

父の帰宅時間が憂鬱

重いバットでの素振りは3年生になったときは一日300回を強要していました。野球をやっていた人ならわかると思いますが、非現実的な要求ですよ。

そして夜に仕事から帰宅した夫がいつも開口一番に言うことばは、長男に「今日バット振ったか?」でした。長男はいつもウソをついて「振った」と言っていました。そう言わないと長男がきつく怒られるので、私もウソを推奨していました。当時、長男は夫が帰宅する時間になるといつも憂鬱な気持ちになったそうです。

叩く、蹴る

また、長男が宿題に集中できないときは、「集中しろ!」と言って頭を叩いたり蹴ったりしました。机に向かって座る長男の後ろに立って威圧するものだから、いつ父の手が飛んでくるか分からないから怖くて余計集中できなかった、とあとで本人から聞きました。

私は、長男が夫に折檻されるくらいなら私がなんとかしたいと思ったので、かなり厳しく接してしまいました。ヒステリックに怒ってしまったことも何度もあります。今は恥ずかしさと共に反省しています。※DV相談のカウンセラーさんから、「父親がDVの場合、母親がこの様に考えて子に厳しくするケースは珍しくない」と聞きました。

それにしても、夫の長男への接し方は年々酷くエスカレートしていきました。

次の投稿はコチラ⇒ 夫から長男への虐待②「お父さんから暴力を受けています」

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