昨日に続き夫からの長男への虐待行為についてお話していきます。夫から長男への虐待①はコチラ⇒ ①理想を息子に押し付ける
コロナ禍での虐待
令和2年5月、コロナ禍のため小学校は休みでした。夫も週に2~3回在宅勤務となりました。私がパートで不在の時は夫が子どもたちの面倒を見ていました。夫は午前中に小学4年の長男の勉強を見ていましたが、長男の集中がすぐに切れることに怒り出しました。(長男は令和3年1月にADHDと診断されます)
机に向かう長男のま後ろに立って、怒鳴ったり、間違えると頭を叩いたり膝で蹴りを入れたりしたそうです。怖くて泣きながら勉強をやった、と帰宅後に聞きました。こういうことが何回も続き、今までにもまして深刻さを感じた私は児童相談所に電話し、後日電話で夫に注意をしてもらうように取り付けました。
「お父さんから暴力を受けています」
同じタイミングで小学校の登校日があり、「コロナ禍の生活で困ったことはないですか?」のアンケートが配られました。そこに長男は「お父さんから暴力を受けています」と書いたのです!
夫はすぐに小学校に呼び出され、担任、教頭、市の子ども支援課の人から指導されたのでした。長男、すごくないですか?私は「よくやった!」って思いました。でも同時に、私は彼を助けてやれなかった、とも思いました。
この件以降しばらくは、夫から長男への暴言暴力はほとんど無くなりました。
虐待をノートに記録
しかし半年もたたない令和2年10月頃からまた暴言が増え始めました。心配した私は、定期的に通っていたDVカウンセラーさんに相談し「虐待行為があればノートに書き留めるように」と言われ記録し始めました。ノートには夫がいつどような状況で酷い暴言をはいたか、やったかを詳しく書きました。
この頃夫は仕事から帰宅後毎日、自分の見ている前で長男に野球の自宅練習をするよう強要しだしました。練習用の重いバットを持って、夜8時や9時から約1時間素振りさせるのです。バッティングセンターに連れて行くこともありました。夫は常に長男のそばにいて、長男がうまく振れないと人目を気にせず「ボケ、カス、下手くそ、できそこない、死ね!」などの暴言を吐いたそうです。
ある時は長男が夫に「疲れていて学校でもしんどかったから、今日は素振りはできない」と小さな声で訴えました。私も同調し「今日はやめたほうがいい」と言いましたが、夫は「おまえたちは2人ともカスだ」と言い放ちました。
もう何も感じない
他には、「根性なし」「おまえなんか一生補欠だ」「内野ゴロばかり打って悔しくないのか」「情けない」「お前の父親やめたい」「お前は殴られないと分からない奴だ」等々言い放っていました。時には長男は半泣きになり、私が夫を止めに入ることもありましたが、「ババアはだまってろ!」「お前が甘やかすからこんな子どもになるんだ!」と言われました。
こういう時の夫の態度はいつも高圧的で、父親としての愛情はとても感じられないものでした。私が長男に「あんなこと言うなんてひどいね、大丈夫?」と聞くと、「もう言われ慣れていて何も感じない」と言いました。
次の投稿はコチラ⇒ 夫から長男への虐待③ 父親のエゴ
コメント