DV・モラハラ体験記① 妊娠中の暴力、土下座を強要

DV・モラハラ・虐待

上下関係の夫婦

結婚する前後の夫と私は一緒にいて楽しかったし気が合ったし、価値観も合う、と思っていました。きっと2人で協力して良い家庭を築いていける、そう思っていました。結婚して1年くらいは特に大きな喧嘩もなかったように記憶しています。夫はいつも仕事で忙しく、休日にも仕事を入れたりしていました。

私は専業主婦で、忙しい夫の都合を優先させて過ごしていました。夫には仕事に集中してもらうために、仕事以外の家事や雑事、義母との付き合いなど全て私がやっていました。今思えば、仕事を最優先にするために私は自分を抑えて言いたいことや聞きたい事が言えなかった。

夫は仕事から帰るとイライラしていることが多く、仕事のことは一切話さないので、苛立ちの原因の分からない私はビクビクしながら夕飯を出してたのをよく覚えています。

私は結婚して仕事も辞め、生まれ育った土地を離れたため友人もいなくて、孤独とストレスを抱えるようになっていました。でも夫は常に仕事のことで頭がいっぱいで私を気にかけることもありませんでした。

今思えば結婚当初からコミュニケーションがちゃんとできていなかった部分もあると思います。また夫には男尊女卑の傾向があるようにも感じていました。私たちは結婚当初から完全に「上下の関係」でした。

半年に1回くらい、喧嘩をすることがありました。私の中に溜まっていた不満が吹き出したのが原因で。でも夫は私の気持ちに向き合うことはなく、汚い言葉で罵ったり、頭を叩くなどの暴力を振るったり、最後は徹底的に無視されることで会話ができなくなりました。結局最後どうしようもなくなった私は、自分から折れたり謝ったりすることで喧嘩を収束させていました。

常に自分のことが中心で私の気持ちをわかろうとしない、ましてや暴力で押さえつけようとする夫に少しずつ不信と怒りが溜まっていきました。暴力をふるっても悪びれもせず謝りもしなかったです。

妊娠中の暴力

長男を妊娠中の事です。確か妊娠6ヵ月以上で、ふっくらとお腹が膨らんでいたと思います。夫は仕事で行き詰っていたようでした。そしてそれをこじつけで私のせいにしだしました。口論になり、脅威を感じた私は別室に逃げ込みました。追いかけてきたので怖くなり、お腹を守るようにしゃがみこんだ私の髪を掴み引っ張りました。「やめて!」と叫びましたが夫は私の脚を蹴りました。さらに「謝れ!土下座しろ!!」と怒鳴り。これ以上暴力を振るわれると自分の体が危ない、そう思いました。

恐ろしくなった私はすぐその場で土下座しました。「ごめんなさい」と。何度思い返しても、私には非は無いのに。

それから数日後、夫の気持ちが落ち着いた頃。どうしても私の悔しい悲しい気持ちをわかって欲しくて勇気を出して言いました。「妊娠中の私に暴力を振るうなんてひどすぎる」でも夫は謝罪するどころか「お腹は蹴ってない」と開き直りました

あなたが受けているのももしかしたらDV・モラハラかも・・・?

いろいろ思い出して書いていると心が苦しくなってきたので(笑)今日はここで止めておきます。最後に。私がこのブログを書く理由は。決して夫の悪口を言ってうっぷんをはらしたい訳ではありません。こんなDV・モラハラもあるよ、と皆さんに知って欲しいからです。DVやモラハラは閉ざされた関係の中で起きます。エスカレートするその関係の中にいると、当事者は感覚がマヒしてそれが普通になってくる。

このブログを読むことで、「私が受けているのはもしかしてDV?モラハラ?」と考えるきっかけになってくれたら、と思います。そして勇気をもって身近な人に相談してみる、行政の相談機関に相談してみる、というきっかけになると嬉しいです。それがDV・モラハラから逃れる大きな第1歩になるかもしれないから。これからも私の経験談、書いていきますので、良かったらまたのぞいてください(*^_^*)

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