今回は長男の学習面についてお話します。
テストの点は・・・
2学期の間、何度か自宅に持ち帰ったテストを見ると・・・国語や算数、理科は0~30点くらいのものばかり。0点のものは全くの白紙回答で、落書きがしてあることも。そもそもテストを受ける気がなかったんだなぁ、という感じです。
以前のブログでも書いたように、今は長男に勉強のことはとやかく言わずにおいているので、そんな点数を見ても「仕方ないな」と苦笑いです。ただ、社会科(今は世界と日本の地理を学習している)は得意なようで、100点満点のテストを2回、持ち帰ってきました。それに関しては私も祖父母(私の両親)も大げさに長男を褒めて喜びました。長男も得意気で嬉しそうでした。
個人懇談で言われたこと
12月の個人懇談で担任の先生から言われたことは・・・
とても賢い子です(お世辞かもしれませんが)。勉強はやり方次第でできるようになると思いますよ。教室で読書(大人でも読むような本)している様子を見ると、読解力はあるし集中もできる。社会で満点をとれてるので、ちゃんと問題文を読んで解く力もあるはず。国語のテストで0点がいくつかあるが、本人のやる気次第で問題は解けるのだと思います。算数は苦手。算数は低学年からの学習の積み重ねの為、それができていないとついていけなくなります。算数はさかのぼって彼が理解できていないところから個別で教えてもらう必要があるのですが・・・とのことです。
長男の学習意欲は・・・
聞いていてうれしいこともある反面、問題が山積みだな、とも思いました。なにしろ本人の学習する意欲がないのです。学習する理由もわからない。
私が小学生の時は「学習は当たり前にするもの」「宿題をしていかないことは恥ずかしいこと」という感覚でした。でも長男にはそのような感覚は全く通用しません。「勉強なんてめんどくさい」「面白くない」「宿題?していかないといけないの??」という感じです。
無理強いはしない
また、これもADHDの特質だと思いますが、興味のないこと、イヤなことには全く集中も我慢もできません。彼は他にも恐らくLD(学習障害)も持っているようです。他の子が理解できることが自分にはできない、そこに劣等感も生まれて余計に学習に向き合うのがイヤなのかもしれません。
夫と別居する前(ADHDと診断される前)は、私も必死になって大声で叱りつけながら宿題をさせていました。でも今はそのようなことをしても無駄で、むしろ逆効果とわかりましたし、ADHDに理解のない夫もいないので、長男の特質を尊重して無理強いはしていません。
学習意欲をどう育てるか
今親としてやれることは、彼を学習に向かわせるという以前に、学習意欲をどう育てるか、のようです。社会科は得意という意識があるので、そこを褒めながら「あなたはできる子だよ」「社会の問題が解けるのだから、こっちの国語の問題も挑戦してみよう」などと言って。ちょっとでも出来たら「すごいね!できたねっ!」と自信をもたせて・・・。ゆっくりでもいい、長男の気持ちに寄り添って。他の子と比べても、彼には何の意味もないのです。
通知表の結果
ということで。学期末にもらってきた通知表は、決して良い内容ではありませんでしたが、親としては一つの「今の現状」として受け止めています。特にがっかりもしていません。
うちの子の小学校は三段階評価で、「よくできる」「できる」「がんばろう」で評価されます。全ての教科は3つの観点に分けられて、①知識・技能 ②思考・判断・表現 ③主体的態度 が評価されます。国語、算数、理科の三教科は3つの観点全て「がんばろう」でした。社会は3つの観点とも「できる」がつけられていました。他の副教科(音楽、図工、体育、家庭、外国語)は「できる」「がんばろう」が半々でした。
彼の良いところを見つめて
母親の言い訳のようですが、長男には長男にしかない素晴らしい部分もあります。勉強が苦手でも、天真爛漫で優しく、人を惹きつける魅力もある。人見知りせず、誰とでも仲良くなれる性格も持っている。だから彼の人生を悲観なんかしません。時々不安にはなるけど。特性は負の部分もあるけど、それが逆に強みになることもあるに違いない。親として長男を信じて育てていきたいと思います。
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