離婚したい、親権はいらない
私と子どもたちが夫の暴力(詳しくはコチラの記事)から避難して二日間、夫の母の家に身を寄せていました。そうとは知らない夫は、私たちが私の実家にいるものだと思っていたようです。(義母は息子を溺愛しているが、息子からは煙たがられている。この時は孫が来てくれたことで大喜びしていた)
妻子が実家に戻ってしまい、両親に全てぶちまけ、帰ってこない、と思ったのでしょうか。焦り、自暴自棄になった夫は、私の実家に電話をかけました。そして「MOKOとは離婚します。親権もいりません。」と一方的に言いました。
夫のこういうところが子どもじみているというか、普通じゃないですよね。反省して謝りもしない。それどころか「勝手に出て行った妻も子どもも、もういらない!」と自分から宣言してしまったのです。
実家に身を寄せる
驚いた両親が私に電話をかけてきて。それまで私は両親には心配かけるのが嫌だったため何も話ていませんでした。初めて私や長男がDVを受けていたことを話しました。両親は驚き、悲しみました。そして、とにかく3人で帰って来なさいと言ってくれました。
実家は県をまたいで、車で高速に乗り約1時間ほどのところです。また長男はちょうど春休みに入っていたため、学校を休ませなければならない等の煩わしさはなく、帰省することができました。
離婚を迷う理由
帰省した時点で、離婚する決心まではついていませんでした。でも両親は離婚を強く勧めてきました。「そんな男と早く別れないともっと不幸になる」と言われました。わかってる。でも私は迷いました。私だってずーーーーっと前から離婚したい気持ちはありました。でも決心つかなかったのは、
①経済的にやっていけるか不安なこと ②2人の子どもを女手ひとつで育てていけるか不安なこと ③長男を転校させないといけないこと ④長男が頑張ってきた野球チームを退団させないといけないこと。そういう理由があったから。
モラハラ、夫の本性
別居を初めて4日目、夫に電話をかけました。「明日そちらに行くので、2人で話がしたい」と。電話のむこうで夫はすごい剣幕で怒鳴ってきました。「今すぐに来い!なんで明日なんだ?!オマエはいつもそうやって自分の都合で要求してくる!オマエに渡すものがある!話なんか必要ない!すぐに済むから今すぐ来い!!」と。繰り返し怒鳴り散らしてきました。
電話のむこうの男はヤ●ザか・・・?と思いたくなるほどの勢いで、怖かったです。もし目の前で殴られんばかりの勢いであんな風に言われたら・・・。もう縮こまって、相手に従うしかなくなります。電話だったから、冷静に対応できました。
そう。これがいわゆるモラハラというやつです。言葉や態度で相手を威圧して怯えさせ、言うことを聞かせようとするやり方です。夫の本性を改めて確認した気がしました。
離婚なら私が有利に
とにかく私は「今すぐに行くことはできない。明日○○時に行きます。」と冷静に言い切って電話を切りました。夫の性格を知っている私は、多分明日には気持ちが落ち着いていて、会って話ができるだろうと踏んでいました。
そして夫の言う、「オマエに渡すもの」とは離婚届けだと思いました。それならこちらの望むところです。離婚届けを手に入れようと思いました。夫は私にも長男にも暴力をふるっている。離婚となれば間違いなくこちらが有利に話を進められます。明日の話合いには、スマホの録音機能を使って会話を証拠として残しておこうと思いました。
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