DV・モラハラで悩んでいる方、離婚を考えている方に向けて参考になればと書いています。前回の投稿はコチラをどうぞ⇒「離婚を決意するまで(前半) 夫の本性」
「離婚したい、親権はいらない」
別居を初めて5日目、私は夫と話をするために自宅に行きました。玄関を入る前にスマホの録音をスタートさせました。予想通り、夫は昨日の激高した電話とはうって変わって落ち着いていました。殴り掛かられる心配はないと思いながらも、念の為私はリビングの一番端の、すぐ外に逃げ出せるところに立ち、話を始めました。
夫の話は「離婚して仕事は辞める、一人で生きていく。親権はいらない。養育費は親の遺産から払う。」というものでした。
理由①「オマエの叫び声」
私が理由を聞くと、「疲れて帰宅すると、オマエが育児でイライラしていつも大きな声で怒っているのが耐えられない。また、長男(ADHD)の養育に限界を感じ、父親として諦めたい」とのことでした。
確かに夫に対する長年のストレスと、育児のストレスが重なり、私はよく子どもたちを叱りつけていました(別居してからはかなり減りました)。それが苦痛だという夫の気持ちも分かります。ただ、私達夫婦は全てにおいてコミュニケーション不足で、育児の協力体制や話し合いがしっかりできていなかった。だから家庭内のことは全て私の負担になっていました。
とはいえ、大きな声で叱りつけることを肯定する気はありません。子どもたちに申し訳なかったと思っています。
理由② 長男の養育に限界
長男は、以前のブログにも書きましたが、ADHD(注意欠陥・多動性障害)です。そのため集中力が続かない、学校でも問題行動が多い、自宅でも宿題や日常のルーティンがスムーズにこなせないなど、支障はあります。なんとか「普通に」育って欲しいという父親の気持ちが届かず限界を感じる、というのでしょう。
5日前の夜の出来事がキッカケで子どもを連れて別居を始めたわけですが。夫は上のような理由で離婚して2人の息子の親権もいらないと言いだしたのです。
離婚原因の半分は長男のせい
自暴自棄になってめちゃくちゃなこと言ってるなと思いました。「本気なの?」と何度も確認しましたが、「本気だ」とのこと。途中私は、見放される子どもがかわいそうで泣きました。
さらに夫はこうも言いました。「両親の離婚の原因の半分は自分のせいだ、と長男に伝えて。」それには私も驚き「離婚は夫婦の問題であり、その責任を子どもに背負わせるなんてかわいそうすぎる。」と泣きながら言いました。夫は「いや、そのくらい言わないとアイツはわからないヤツだ」と言いました。もうね、この人には父親の資格ないと思いましたね。
離婚届けを渡される
そして最後は夫がハンコを押した離婚届けを預かって別れました。嬉しかったです。私からは一度も「離婚したい」とは言いませんでしたが、望むところだと思いました。でも、離婚の条件などを弁護士を通して決めるまでは離婚届けは出すまいと思いました(本当はすぐに出せば良かったのです。これが後に後悔することになります)
本気で離婚する気など無いのに
でも私が感じていたのは、夫は本気で離婚する気持ちはないだろう、ということです。その時は自暴自棄の勢いで離婚を切り出した夫。揺さぶりをかければ社会的弱者である私が困って戻ってくると思ったのでしょう。でもそれは甘かったです。
威圧的態度や暴力で相手をコントロールし、時には揺さぶりをかける。まさにモラハラの手口です。そこには愛情も信頼関係もないです。自分で書いていて悲しくなってきました。。
お断りしておきたいのですが、私は夫のことを愚痴りたくてこのブログを書いているわけではありません。DV・モラハラ男性はどういうものなのか、それを知って欲しくて。今まさにコントロールされて弱い立場にある女性に気づいて欲しいです。
いつも長文ですが、読んでもらって気づきになってくれれば幸いです。
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