離婚調停の現場の様子

離婚・面会交流

MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。

今回は離婚調停が実際にどのようにして行われるかについてお話していきます。

調停でDV夫と会う?

離婚調停は家庭裁判所で行われます。基本的に双方が代理人である弁護士と共に出席します。よく心配されるのは、夫と直接会って話し合わないといけないのか、ということですが、顔を合わせる心配はありません。特に私のようにDVやモラハラで離婚調停が開かれる場合には、会うのは絶対イヤですよね?夫と鉢合わせることがないように、開始時間も帰る時間もずらしてもらえます。また待つための控室も別に用意されています(私の場合は、夫が6階の控室、私は7階の控室、というように、廊下などで鉢合わせることもないように配慮されていました)。

夫と鉢合わせない工夫

調停の部屋は裁判所の中の一室で、一般的に会議室といわれるような部屋です。ドラマ等で裁判の場面で出てくるような部屋ではありません。部屋には二人の調停員さんがいて、まず先に夫とその代理人弁護士が入って話をします(私が先の場合もあります)。私サイドが提出した離婚調停申立書をベースに、離婚に対する夫の気持ちや今後どうしていきたいか、などの聞き取りをします。その後夫たちは退出し、私と弁護士M先生が呼ばれて部屋に入ります。私と夫は交互にその部屋に入って話をすることになります。各回20分くらいでしょうか。それが2~3回繰り返されます。相手が話をしている間は別の控室で待ち、最後まで顔を合わせることはありません。

調停は話し合いの場

調停員さんは双方の話を聞き、「あちらは〇〇〇という要望を出してきていますが、どうしますか。」「あなたは×××についてはどう考えていますか」などと質問してきます。調停はあくまでも双方の意見や考えを交換し合いより良い解決に向けて合意を築いていく場です。調停員さんがどちらかの味方をして解決に導く、ということは基本的にはありません。裁判官が判決を下すこともありません。ただ、最終的に調停で決まったことは裁判と同じ効力を持ちます。

弁護士はパートナー

調停に出向くにあたっては代理人弁護士と事前に打ち合わせをすることが多いです。自分の考えや気持ちを確認してもらって、弁護士さんには自分の要望について共通の認識をもってもらうことは大変重要です。普通の女性にとって調停の場は緊張すると思います。頭の中が真っ白になって言葉に詰まることもあります。そんな時は弁護士さんに代弁してもらえるよう、事前にお願いしておくといいです。または、「基本的にすべての回答は自分に代わって弁護士さんにしてもらいたい」とお願いしておいてもいいと思います。弁護士は味方であり、代理人です。法的に私の利益を守り、私の要望を一番に理解して、調停や裁判を一緒に戦ってくれる相手です。

ノートとファイルの用意を

また、調停用のノートを一冊用意しておくこともおすすめします。自分の気持ちや方針を書き留めて置いたり、弁護士さんとの打ち合わせで大事なことをメモします。調停の時には、夫サイドの言い分や主張を書いておくのも大切です。調停は長引くと数か月から1年、またはそれ以上かかることがあります。今何を話し合っているのか、論点は何か、見失わないようにするためにもノートにしっかりと書き留めていきましょう。

ノート以外にもファイルも用意しましょう。離婚調停申立書はもちろんのこと、弁護士さんから渡される書類や請求書や夫サイドからくる書類も、全て順に綴じておくと後で調停の流れを確認する時に便利です。私は弁護士さんとの打ち合わせや調停に行く時は、ノートとファイルと筆記用具を一式持っていくようにしています。

離婚調停、時間かかる・・・

さて、調停は双方の主張の折り合いがつけば数回で終わることもありますが、私のように夫がなかなか離婚に応じない場合や、子供との面会交流で意見の食い違いがある場合は遅遅として進まず、次回の期日(次の調停)に持ち越されます。調停員さんに、「次回期日までに〇〇についてお返事ください」などと宿題をだされます。次回は大抵の場合1~2か月先になります。

オンライン調停も

因みにですが・・・今年に入ってからはコロナ感染予防としてオンラインでの調停に切り替わりました。なので家庭裁判所には出向かずに、弁護士事務所に行って調停に出ています。家庭裁判所の調停室と弁護士事務所とをつなげてもらっており、夫も代理人弁護士の事務所からオンライン参加なので、鉢合わせる心配は全くなく、かなり心理的に楽になりました(笑)。

 

※ 私の離婚調停は双方の要望がかみ合わず、決裂となりました。今年に入り私が離婚の裁判を新たに起こしています。それとは別に、子供との面会交流を求めて夫が家裁に面会交流の調停を起こしており、裁判と調停が平行して行われている状態です。

 

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