MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。
今回は、離婚調停に行く時に気を付けておくべきことをお話します。ポイントは3つです。①弁護士と事前打ち合わせしておく ②自分の意思をはっきり持っておく ③納得いかなければ保留にする
①弁護士と事前打ち合わせしておく
調停は1~2か月に1回のペースで進んでいき、話合いの時間は1時間から1時間半です。でも双方が直接会って話すわけではなく、調停員を仲介にして夫側と妻側が代わる代わる調停室に入って自分の主張をしていきます。調停員が双方の意見をくみ取りながら、その日の終着点を決めていきます。当事者は当然、調停なんて初めてなので、当日どのような流れで、その日の話の終着点がどのあたりなのか、読めません。なので事前に弁護士さんと打ち合わせの時間をちゃんと持っておくことは大切です。それを把握して自分はどのような主張をしていくか、絶対譲れないことは何か、決めておくのです。そしてもう一つ大事なのが、自分の気持ちを弁護士さんにしっかりと理解してもらうことです。弁護士と依頼人は必ず同じ方向を向いていないといけません。調停員に質問や提案された時、緊張のあまりうまく答えられないことがあります。そんな時も代わりに代理人として弁護士さんが答えられるくらいだと安心です。調停で自分の気持ちを話す自信がなければ、事前に「基本的に先生が全て代わりに答えてもらえますか」とお願いしておくのもアリだと思います。
②自分の意思をはっきり持っておく
①と重なる部分もありますが、離婚の条件で絶対に譲れないことは何か、終着点はどこか、自分の意思をはっきり持っておくことも大事です。相手方(夫)も当然自分にとって都合のいいように条件を提示してきます。または離婚を回避しようとしてきます。そこで何とかこちらの気持ちを懐柔しようと何等かの提案をしてくることもあるでしょう。調停員も何とか調停を前に進めようと相手方の提案を積極的におしてくる場合があります。DVモラハラの被害者女性は性格的に、おされると断れなくなる傾向があります(私もそうです)。でも自分のためにも、子供がいるなら子供のためにも、相手方の意向に簡単に合わせない意思を持ちましょう。
③納得いかなければ保留にする
②と関連しますが、相手方(夫)は離婚を回避しようとしたり、自分に都合の良い条件を提示してきます。調停員は夫と妻の要求の間を取って合意案を提案してきたりしたます。それが自分にとって受け入れられるものかどうか、よく考えて返事をすることです。①でお話した、「絶対に譲れないこと」は崩されないようにしないといけません。調停の場だと緊張して自分の気持ちがわからなくなったり、「もう、いいかな。。」と譲歩してしまうDVモラハラ被害者女性は多いかと思いますが、「相手は加害者であり、私は守られるべき立場だ」ということを忘れないでください。夫や調停員の提案に納得がいかなければその場では「保留」にしていいのです。「考えさせてください」と言っていいのです。裁判所の控室に戻って弁護士さんと相談することもできますし、「次回の調停期日までに考えてきます」、としてもいいと思います。
DVモラハラ被害者の女性は、加害者男性に精神的にもコントロールされていました。だから裁判所の調停の場においても、直接会って交渉しなくても、相手の希望や要求に応えようとしてしまいます(私がそうでした)。精神的コントロールって、なかなかはずれないですよ、自分でもびっくりするくらい。だからこそ、弁護士さんとの事前打ち合わせは必要だし、自分の気持ちを強く持って「譲れない部分」を決めておくことは絶対大事です。これから離婚調停をされる方(特にDVモラハラ被害者)の参考になれば幸いです。
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