元夫からのDVモラハラに悩み2021年春に二人の子どもを連れて別居⇒離婚調停⇒裁判⇒高裁⇒2023年夏に離婚を勝ち取った!40代保育士シンママ、MOKOです。DVモラハラ離婚の経験者としてブログを書いています。中1の長男(ADHD)、小3の次男がいます。
今回は保育士資格シリーズ3回目(とりあえず最終回)、私がどのようにして保育士資格をとったか、お話していきます。これまで書いてきたように保育士の資格は国家資格でありながら、社会人になってからでも、結婚して子育てしながらでも、比較的取りやすい資格です。特に自分自身に子どもがいて育児経験があるなら、取り掛かりやすい学習内容です。
では、私の合格ルートをお伝えしたいと思います。
筆記試験の合格期限を決める
まずは、スタートする前にゴールを決めることが大事です。この場合、いつ合格するか、ということです。
保育士の筆記試験は年に2回行われ、9科目全てを3年以内に合格(各科目6割取れれば合格)すれば次の実技試験に進めます。1発で9科目全て合格する人もいれば、6回受けて合格する人もいます(実質8科目とも言われています。理由は下で説明します)。自分はいつ合格することを目標にするかを考えてみましょう。
3~6か月集中的に勉強して1発合格を目指すこともできますが、家事育児をしながらの場合は1~2年余裕をもって計画するのが現実的です。ましてや、結婚生活が長くなればなるほど、生活の中で「学習する」習慣はかなり遠ざかっていると思います。急に学習習慣を身につけようと思っても、なかなかうまくいかないことが多いです。私は、2年かけて筆記をクリアする、と目標を立てました。早く資格を身につけて自立の道を歩みたい!と思っていましたが9科目はそれなりのボリュームがあります。1年以内は私には難しそう、かといって3年も頑張るには長すぎて嫌になる。堅実に頑張って、1回の試験で1~3科目づつ合格していけば、2年でクリアできます。焦りは禁物です!自分の可能なペースで筆記試験合格目標を立てましょう。
勉強方法を決める
次に、どのような勉強方法で合格を目指すのか、ということ。ひとつは、本屋さんやアマゾンで保育士試験の為のテキストや問題集を購入して自分で勉強する方法です。できるだけお金をかけないで資格取得を目指すなら市販本が一番安く済みます。ただ、かなり意思が強く自己管理のできる人でないと難しいのではないかと思います。実は私もその方法で勉強を始めたのですが、2~3週間も続かずに辞めてしまいました。
二つめは、有料の通信講座を申し込んでそのカリキュラムに沿って学習を進めていく方法です。費用は3万円~8万円くらいです。通学する必要はありませんし、自分の都合の良い隙間時間を使って学習できます。サポート体制もありますし、完全独学よりは心強いです。私は〇谷〇院の通信講座を申し込みました。段階的に学習を進められて頑張りを視覚化できると思ったからです。他にも、ユー〇ャンやヒュー〇ンアカデ〇ー、キャ〇アカ〇ッジなど、資格試験の通信講座はいくつかあります。自分の予算やカリキュラムの特色に合わせて選ぶのが良いと思います。ただ、通信講座といえども、最後は自分の意思で学習を続けられるか、がカギとなります。
合格したい科目の順番を決める
前回のブログでも書きましたが、もう一度筆記試験教科について書きますね。「保育原理」、「教育原理」と「社会的養護」、「子ども家庭福祉」、「社会福祉」、「保育心理学」、「子どもの保健」、「子どもの食と栄養」、「保育実習理論」の9つの科目です。各教科100点満点中60点以上が合格点となります。ただし、教育原理と社会的養護は一つの科目とみなされ、教育原理50点満点中30点以上、社会的養護も50点満点中30点以上の合わせて60点以上取ることが合格点となります。筆記試験が8科目と言われるのは、このようなシステムの為です。
上記の中で、比較的興味のある科目を1~3つほど選んで初回の合格目標にし、勉強を始めていくと良いです。私の場合は保育原理と保育の心理学に興味があったのでこの2つをまず1回目の試験で合格目標にして勉強を始めました。初回の試験で1つでも合格しておくと、その合格科目を無駄にしない為にも他の科目を頑張ろう!という気持ちになります。逆に、難しそうな科目を先に勉強し始めると、イヤになってしまい保育士資格取得へのやる気がそがれて挫折につながる恐れがあります。
YouTubeの保育士試験対策動画を利用する
筆記試験が近づいてきたら(1か月以内)、仕上げにYouTubeの保育士試験対策動画を利用するのもいいです。今は様々なタイプのYouTuberさんが大変有効な対策動画を作ってくれていて、無料で見ることができる、大変ありがたい時代です。テキスト学習で大まかでも知識が頭に入っていれば、動画を聞き流すだけでも理解が深まり記憶に残ります。筆記試験は全てマークシート方式なので、答案に字を書く必要はなく、知識が記憶にありさえすれば答えられます。私は家事をしながらイヤホンで繰り返し聞き流しをしていて、試験前の追い込み学習で活用させてもらいました。
「今」頑張れば、資格は「一生」
30代、40代で保育士資格を目指す人にとって、何が障害になるかというと、「学習する」という習慣からかなり遠のいていること、そして日々の生活の中に「学習」の時間を確保するのが難しい、ということではないかと思います。毎日1時間の学習時間を確保し続けられる人はなかなかいないでしょう。なので毎日15分や20分でもいいので時間を確保し、習慣づけて、長期戦で戦うつもりで頑張りましょう。
考えても見てください、新卒で保育士になる人は短大で2年間学び(専門学校や4年生大学の場合もあり)、資格を取得するのです。私たちのように家事に育児にパートをしながら、半年やそこらで勉強して保育士資格を取得するなんてかなり難しいです!でも、だからと言ってあきらめるのはもったいないです。今、2年もしくは3年頑張って資格を取得すれば、一生使える資格となります。10年後、「あの時頑張っておけば良かった」そう後悔しなくて良いように、今踏ん張って取得を目指しましょう!
そして、その経験は資格そのものよりもあなたにとって糧になります。無力で、夫の下で我慢しながら一生暮らしていくしかないと思っていた私にとって、「私でもがんばればできるんだ」という自信が付きました。
今回のブログが、DVモラハラに悩んでいる方、離婚したくて自立を目指したい方、そんな悩みはないけれど保育士資格を目指している方の参考になると嬉しいです。
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