元夫からのDVモラハラに悩み2021年春に二人の子どもを連れて別居⇒離婚調停⇒裁判⇒高裁⇒2023年夏に離婚を勝ち取った!40代保育士シンママ、MOKOです。DVモラハラ離婚の経験者としてブログを書いています。中1の長男(ADHD)、小3の次男がいます。
今回は、前回に引き続き保育士資格取得についてお話します。私のように、離婚を考えているけれども経済的に不安で離婚に踏み切れない、どこもでも何歳でも使える資格があればいいのに、と思っている方は保育士資格取得について考えてみてはいかかでしょうか?今子育て中、子育て経験がある女性にとっては比較的取りやすく、一生ものの資格です!
保育士試験の受験資格
保育士資格を取るには、短大や専門学校、大学などの保育士資格養成施設を卒業するのが一般的に知られていますが、年2回ある保育士試験を受験し合格する方法もあります。私のように社会人になってからや、結婚してから保育士を目指すこともできます。受験資格は大学、短大、専門学校卒であることですが、最終学歴が高卒であっても児童福祉施設で実務経験2年以上かつ総勤務時間2880時間以上従事していれば資格が認められます。
保育士の試験科目(筆記)
一番気になるのは、保育士試験はどのような内容なのかということでしょう。試験は筆記試験と実技試験の二段階あります。筆記試験は、「保育原理」、「教育原理」と「社会的養護」、「子ども家庭福祉」、「社会福祉」、「保育心理学」、「子どもの保険」、「子どもの食と栄養」、「保育実習理論」の9つの科目です。各教科100点満点中60点以上が合格点となります。ただし、教育原理と社会的養護は一つの科目とみなされ、教育原理50点満点中30点以上、社会的養護も50点満点中30点以上の合わせて60点以上取ることが合格点となります。ですので実質8科目、と表現されることもあります。この全科目に合格すると実技試験に進むことができます。
筆記試験合格猶予は3年
上に書いたように、筆記試験の内容は多岐にわたり、勉強量もそれなりに必要です。これを一回の試験で合格しようとするとかなりハードルが高いように感じますね。でも安心してくださいね、筆記試験には3年の猶予があり、3年以内に全ての筆記試験を合格すれば大丈夫なんです。保育士試験は年2回あるので、6回受ける中で全てに合格すればいい訳です。一度合格するとその科目は次から受ける必要はなくなります。もちろん、猛勉強して1発合格を狙う人もいますが、仕事や家事育児をしながら合格を目指すなら、何回かに分けて合格科目を増やしながら筆記をクリアするというのが現実的でしょう。前回のブログにも書いたように、私も2年がかりで筆記をクリアしました。
※3年以内に全ての筆記合格が間に合わなかった場合は、一番古い合格科目から合格資格が消えていく、ということになります。
保育士の試験科目(実技)
筆記に合格すると、次は実技試験に進みます。実技試験は、「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の3つの分野があり、この内の2つを選択して受験します。以下、実技試験を簡単に説明しますね。
【音楽】は幼児に歌って聞かせることを想定して事前に発表された課題曲の2曲を演奏しながら歌います。使用して良い楽器はピアノ、ギター、アコーディオンです。幼少の頃にピアノなどの楽器を習っていた方や歌うことが好きな方には有利な試験になるかと思います。でも、演奏を間違えないようにする、歌を上手に歌うことは大切ですが、同じくらい大切なのは子どもたちと同じ目線でその音楽を楽しむ姿勢で演奏できるか、ということです。
【造形】は試験本番で提示された課題を白色用紙に鉛筆や色鉛筆を使って描きます。課題は、園での活動の様子で、子どもたちが遊んだり何かを制作したりする様子が出されます。構図の取り方、色鉛筆での描き方や色彩が採点されます。ここでも大事なことは、美しく描くことはもちろんですが、子どもたちが子どもらしく生き生きと描かれているかも採点に大きくかかわってきます。
【言語】は子どもたちに対してお話をすることを想定して行われます。事前に発表された昔話などの4つの中から1つを選択して自分でシナリオを作って覚え、本番では素話しをします。時間は3分間で、声色や表情、見振り手ぶりを使って表現します。ストーリーのまとまりやわかりやすさ、子どもたちの興味や集中を惹きつける表現力が問われます。
実技試験の準備期間はどのくらい必要?
私は造形と言語を選びました。実技試験の準備は、筆記試験で9教科全て合格したことが確定してから始めても間に合います。私も、筆記の合格通知が来た次の日から造形と言語の試験準備に取り掛かった記憶があります。実技当日までの準備期間は約1か月です。実技は筆記よりも合格率が高く、8割の人が合格すると言われており、準備もしやすいです。保育士資格取得へのラストスパート!の意気込みで頑張れば通る試験だと思います。
さて、次回は私がどのようにして保育士試験の勉強をしたのか、具体的にお話しようと思います。興味のある方はぜひ読みに来てくださいね。
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