ADHDを本人に知らせるべきなの?

長男(ADHD)

MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(5年生と1年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。

自分は他の子と違う

前回の記事(ADHD診断時の長男の様子)でも書きましたが、ADHDと診断された時、長男は一緒に診察室にいて聞いていました。その後、私としても長男にADHDについて説明しないわけにもいかず、長男のわかりやすい言葉で私なりに説明しました。それについて本人からは特に何のコメントもなかったと記憶しています。

それを聞いて恐らく「自分は他の子とは少し違うんだ・・」と思ったことでしょう。それまで、授業や宿題ですぐに集中力が切れたり、生活面でも親や先生に言われたことができなかったり。何度注意され、怒られたことか。ADHDの説明を受けて、「自分は能力がないんだ・・・」と思ったかもしれません。

どう伝えるべきだったか

あの時、私は母親として勉強不足だったと反省しています。もっとADHDについて勉強して、長男が前向きになれるよう、話してやれば良かったです。

今までできなかったことはなぜなのか、今後どうしたら長男のペースで進んでいけるのか。他の子と進度が違っていても気にすることはなく、長男らしく暮らしていけるようサポートするから、と。

あと、自分勝手な言い分とは思いますが、当時診断を受けた医療機関も、本人に知らせる意義とその後家庭でどのように前向きに話し合い、本人にも説明するか、指導をしてもらえたら良かったと思います。

改めて話さなくていい

その後、長男とADHDについてじっくり話をする機会は持っていません。改めてちゃんと話した方がいいかなと思いながら、できていません。そのことを長男のかかりつけの心療内科の先生に相談したら、「もう本人なりにわかっているだろうし、今改めてそのことを引っ張り出して話す必要はないと思いますよ。中学生くらいになって、もっと自分について意識し始めた時、話したら良いのではないか。今飲んでいるインチュニブ(ADHDの薬)についても、その必要性をより理解できる」とのことでした。

知らせる必要なかった?

実は、私の周りには、「本人にADHDであると知らせる必要があるったのか」と懐疑的な声もあります。例えば私の両親。「そんなこと、本人に知らせるのはかわいそうではないか」というのです。確かに知らないまま、周りがしっかりサポートして、本人が他の子よりも能力が劣っていると意識せずに成長できればいうことはありません。「自分はありのままで素晴らしい存在」と。でも学校などで集団で生活する社会ではそれはむつかしいことです。どうしたって、「能力が劣っている自分」に気が付くでしょう。

まず周りが前向きに理解する

だからこそ、親や周りが発達障害についてよく理解し、本人を協力してサポートし、「あなたはあなたのままで素晴らしい存在だよ。」と伝えながら前向きに進んでいくことがとても大切なんだと思います。

本人が発達障害を前向きに受け止めるには、周りがまず前向きに受け止め理解することが大切なのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました