DVモラハラから抜け出すために ③家族や友人に相談する

DVで離婚を考える方へ

MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。

DVモラハラから抜け出すためにはどうすればよいかについてシリーズで書いています。今回はその③「家族や友人に相談する」です。前回までは、①無料の電話相談②無料の対面相談 について書いてますので、まだ読まれていない方はそちらもどうぞ。

一人で抱え込んでいた

私の場合、実はなかなか誰にも相談できずにいました。だって、周りのみんなは私がそれなりに幸せな家庭を築いていると思っていたし、夫から暴力受けてるなんて、恥ずかしくて情けなくて誰にも言えなかったのです。自分が惨めで悲しかった。だから親にも言い出せなかったです。(親に言えなかった理由は実はもう一つあるのですが、それはいずれお話したいと思います)

それに、心配かけたくないという気持ちもありました。何とか自分でもがきながらも結婚生活をやっていこうと思っていました。それにその時は離婚や別居なんて現実的に無理だと思っていたし、相談したところでどうにもならない、結局一人で我慢するしかない問題だ、と思っていました。今思えば、DVモラハラする人は意識的にも無意識的にも人をコントロールするのが上手いので、一人で太刀打ちできる相手ではないのですが。「逃げる」ことでしか解決できない問題だったのですが。

「私は被害者」意識の変化

そんな私が初めて打ち明けた近しい人は、姉でした。その頃はもう何度も市のDV相談(カウンセリング)に通っていて「私はDVの被害者である」という自覚が進んでいました。だから惨めさよりも「自分を大切にしたい」という気持ちが育っていたので、打ち明けられたのだと思います。

それは、別居を決断する8か月前でした。ちょうど夏休みで子供たちを連れて姉の家に泊まりに行った時でした。みんなが寝てから「お姉ちゃん話があるんだけど・・・」と言って聞いてもらいました。姉は黙って聞いてくれました。共感も同情もしてくれたけど、変に感情的にはならず聞いてくれたのが良かったです。

姉に打ち明けることで私は「自分は間違ってないんだ。被害者なんだ。暴力振るう夫が悪いんだ。」と確認したかったのだと思います。ブログで何度も書いていますが、DVモラハラ被害に遭う人は「自分が悪いから仕方ない」と思ってしまう傾向があります。でも、何度もカウンセリングに通ううちにその間違った思い込みが解けて、「自分は悪くない」と自信をもって思えるようになり、姉にも打ちあけられるようになったのでした。

現実的なアドバイス

姉は学校の先生をしていて、いろんな生徒の家庭の問題などを経験上知っており、冷静に私にアドバイスをしてくれました。「mokoちゃんは今はまだ離婚など考えられないと言っているけど、今後どんな暴力がまた起こるかわからないから、お金は少しずつでも用意しておくこと。いざという時使えるお金があると動きやすいから。」これは一番現実的で冷静なアドバイスですね。実際別居や離婚に踏み切る時、一番ネックになるのはお金の心配だと思います。お金がなければ別居したとしてもその生活が続けられず、結局元のさやに戻る選択をせざるを得なくなることもあるでしょう。

「悪いのは夫」さらに確認

次に私が打ち明けたのは、小学生の時からの親友のKちゃんでした。それは、別居に踏み切る2か月前。この頃になると、私の気持ちは「こんな理不尽な人生はイヤだ。何とかして逃げたい」という強い気持ちに変わってきていました。Kちゃんに打ち明けようと思えたのも、「私の状況は理不尽だよね?そう思う私の考えっておかしくないよね?」いうことを確認したかったのだと思います。ここでも、Kちゃんに打ち明けることで、そうではないのだ、悪いのは夫だ、と確認したかった。

孤立から抜け出す

もちろんKちゃんは驚き、悲しみ、怒り、私に共感してくれました。そうやって、一人でも多く私の置かれている状況を「異常だ」と認めてくれる人が増えることは、私の心を強くしてくれました。DVモラハラの被害者は、孤独に悩みがちです。状況を理解し共感し、「あなたはそんな仕打ちを受けるべきではない」と思ってくれる人が一人でも増えることは、「ここから何とかして抜け出したい」と思う原動力になります。家族や友達で打ち明けられそうな人がいたらぜひ勇気を出して相談してみてください。

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