今回はADHDの長男が飲んでいる薬についてお話します。
インチュニブ
インチュニブというお薬を飲んでいます。毎晩寝る前に2錠。説明書きには「注意力を高め、落ち着きがない等の症状を改善する薬」とあります。ADHDの子に処方される、比較的一般的な薬のようです。初めての2週間はとりあえず1錠づつ飲むように指示され、その後もう1錠増えて今は2錠です。
初回の診察は長男を連れて行きましたが、自分がADHDだと一応知っている本人にとってはそのようなクリニックに行くのを嫌がるため、2回目からは私一人で受診に行くようになりました。今は毎月1回行って、長男の生活の様子を先生にお話しし、処方してもらっています(本来なら本人が受診しなければいけないはずですが)。
飲み始める前の長男の様子
これを飲み始めたのは去年(2021年)の8月ごろから。夫と別居して3か月経過した頃、長男のADHDと精神面について心療内科に相談に行きました。
その頃の長男は環境が変わったことや心の傷などもあり学校でも特に落ち着きがなく、突発的に行動して注意されたり、授業中に勝手に廊下に出たりグランドを徘徊(?)するなどの問題行動が見られました。担任の先生には長男のおかれている状況をしっかり説明し理解はしてもらっていましたが、どのように扱うか大変苦慮されたと思います。
飲み始めた後の長男の様子
飲み始めたのは夏休み期間中で、数週間は効いているかわからない状態でしたが、新学期が始まった頃は、家庭でも学校でも明らかな落ち着きが見られるようになりました。その頃ちょうど、母子3人で狭い古いマンションに住んでいた環境から、私の両親との同居をするという、良い意味での環境の変化もあり、精神面で安心できるようになったこともありました。
家庭では、すぐにカッとなって暴言を吐いたり物に当たったりすることは無くなり、兄弟喧嘩も減りました。今は表情もかなり柔らかくなり、小学5年生の少年らしい表情もよく見られます。学校でも授業中に自分の席に座っていられることが多くなり、先生の言うことも落ち着いて聞けるようになってきた、とのことです。
本人の薬への認識
長男本人は、インチュニブについてどのように自覚しているのかというと。一応、私が定期的に心療内科でもらってきていることは知っています。彼には「イライラを抑えてくれる薬だよ」と言って飲ませています。元々喘息の持病がある長男は、小さい頃から薬を飲むことに慣れており、日常的に「薬」というものにあまり抵抗がないようです。また、飲み続けて何となく本人にも「効いている」という自覚があるのでしょう、今は自分から積極的に飲むようになっています。
副作用?
インチュニブを飲み始めて1、2か月ほどたった頃、便秘の腹痛をうったえるようになりました。元々お通じのとても良かった長男なのに・・・。インチュニブの副作用としては、「腹痛が起きることがある」とは書いてありましたが、ネットで調べても「便秘が起こる」とは書いてなかったのですが。
心療内科の先生は、「とりあえず便通をよくするお薬を出しておきますね」ということでマグミットというお薬を処方してもらいました。はっきりした原因はわからないのですが、私の予想ではやはりインチュニブのせいではないかと思っています。一度、マグミットだけが切れてしまったことがあり、その時また便秘が起こったので。
今は、毎晩インチュニブとマグミットを各2錠、飲んでいる長男です。
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