DVモラハラから抜け出すために ①電話相談

DV・モラハラ・虐待

MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(5年生と1年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。

前回は「私がパートナーから受けている仕打ちは、もしかしたらDV?モラハラ?」と疑ったら考えてみてほしいことについて書きました。今回は、そこから一歩前進して取ってみてほしい行動について書きたいと思います。そう、小さくてもいいので、行動してみるのです。今回は①相談機関に電話する、です。

市町村の相談機関に電話する

これは私が一番初めに利用した相談窓口です。

今ではどんな市町村でも女性専用のお悩み相談電話窓口というのは設置されていると思います。市や県のホームページの中を探せばきっとあるはずです。相談内容の例としては、夫婦問題や家族関係、育児、仕事などと書いてありますが、さらにはDVやモラハラと書いてあることもあります。市の職員が電話で相談を受けることもありますが、多くの場合専門のカウンセラーが対応してくれます。市から委託されたNPO団体の職員が応対する場合もあります。カウンセラーはもちろん全て女性です。受け付け曜日や時間は決まっているところが多いですので、よく確認してください。相談時間は45分~1時間くらいです。料金は有料の場合もあるかもしれませんが、ほどんどの場合無料で聞いてくれます。

内閣府の相談機関に電話する

(私は利用したことはありませんが)DV支援にはもちろん国にも支援機関があります。こちらのサイトを開いてみると「モラハラ」の文字はありません。それはモラハラを軽視しているのではなく「暴力」という緊急を要するかもしれない事案を専門に扱う相談機関としてあるからだと思います。こちらは電話だけではなく、メールやチャットでも相談を受け付けてくれています。

相談できる相手はもちろん専門の相談員、面談や同行支援などの直接支援も場合によってはしてくれるそうです。また、緊急に避難が必要な女性に対してシェルターなどの安全な居場所も提供してくれます。ここまでは市町村の相談機関も対応してくれることだと思います。内閣府の相談機関はさらに24時間電話対応してくれることと、外国人の方の為に10か国語にも対応可能だそうです。夜中にどうしても苦しくなって気持ちの行き場のない時など、心強いですね。また外国人の方も言葉の壁があるとさらに閉鎖的になりDVが悪化しやすいですから、通じる言葉で気持ちを吐露できるのは心強いと思います。もちろん、料金は無料です。

秘密は守ってくれる

知らない人にプライベートなことを話すのは抵抗がある、と思う方もいるかもしれませんが、名前など言いたくなければ言わなくても大丈夫です。そして秘密は絶対に守ってくれます。電話相談は自宅や車の中に居ながらにして誰かに助けを求められるので、良いと思います(もちろん加害者のいない時に)。

私はどこもにも助けを求められず、孤独で、悲しくて誰かに話したら少しは気持ちが楽になれるかと、藁をもつかむ思いで電話をしたことを覚えています。泣きながら、取り乱しながら話し始めましたが、電話の向こうの落ち着いた女性の声は私の気持ちを冷静に引き戻してくれました。誰にも言えなかった自分の気持ちを誰かに聞いてもらえた、共感してもらえたことは、抑えつけた自分の気持ちが解き放たれて、「一人じゃないんだ」と温かい涙が流れました。

意識が変わるきっかけになる

DVやモラハラを受ける女性は自己肯定感が低い傾向にあります。被害に遭ってますます低くなっていきます。そうすると「自分は大切な存在」「私の心と体は守られるべきもの」という感覚が薄れていき、「自分が悪いから」「我慢するしかない」「私の人生はこういうもの」など、無力感や諦めと言った感情でしめられていきます

でも少しの勇気をもって電話相談してみたことで、「自分は大切な存在」とほんの少しだけ思えるようになっていったのです。「やっぱり。悪いのは夫だ」「私は声を上げていいんだ・・・」そんな風に、意識が変わっていきました。誰にも相談できず閉塞感で苦しんでいる方は、少しの勇気をもって相談機関に話してみてください。DVモラハラの被害から抜けだすには、まず本人の意識が変わることが一番大事です。

今回紹介した電話での相談は基本単発のものになります。定期的に継続して行っているものもあるかもしれませんが、私の場合は全て単発で、延べ7,8回は電話をかけたでしょうか。その度に担当の相談員は変わるので、私の置かれている状況、夫との関係、DVの内容や頻度などを説明しました。そこはデメリットと言えるかもしれません。次の投稿では、さらに私が対面で受けた継続のカウンセリングについてお話していきますね。

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