DVモラに悩む女性必見!女性の為のカウンセリング

DV・モラハラ・虐待

MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。

今日はDVモラハラ被害女性の為のカウンセリングのススメについてお話します。

女性の為のカウンセリングとは

これまでもお話したことはあるのですが、私は別居に踏み切る前までの約2年間、女性の為の無料のカウンセリングに通っていました。頻度は1~2か月に1回の割合でした。地方自治体が外部のNPO法人とつながって、社会的にまだまだ弱い立場である女性の為のカウンセリングルームを運営していたのです。相談内容はDVモラハラに限らず、女性の悩みの様々なことを聞いてくれる場所です。私が別居に踏み切る決断ができたのは、カウンセリングの力が大きいと思っています。意識が変わり、自分と子供の幸せの為には夫との縁を断ち切るしかない、そう思えたからです。

私は別居した後もカウンセリングを受けていました。引っ越して自治体は変わりましたが、同じNPO法人が運営するカウンセリングに通っていました。別居してもなお心の傷は癒えず、さらに(無自覚でしたが)夫からの精神的コントロールからも抜けだせていませんでした。裁判所で離婚と面会交流(夫と子供の)の調停をしていても、夫の要求に振り回されるような状態でした。でもカウンセリングに通ったおかげもあり、調停で(今は裁判しています)自分と子供を守る主張ができたと思っています。カウンセリングは本来50分5000円ほどかかりますが、対象者は無料で受けることができました(回数に制限あり)。

カウンセリングに行くことでどのような効果があるのでしょうか。

カウンセリング効果 ①聞いてもらえる

女性は「共感」してもらって癒される生き物です。悩みや辛いことを一人で抱えていては、苦しいばかりです。DVやモラハラといった悩みはなかなか人には打ち明けられないもの。はた目からは「幸せそう」と映っているかもしれない自分の暗い部分をさらけだすのは難しいですよね。その点、絶対に秘密は守ってもらえて、DVモラハラ被害者女性に寄り添って話を聞いてくれるカウンセラーなら話しやすいです。

DVモラの被害者女性は、「自分にも非があるのかも」とか、「私が我慢するしかない」「このくらいの夫婦喧嘩、どこの家庭にも起こることかも」などと自分の気持ちを抑え込みがちです。でも勇気を出して自分の悲しい気持ち、悔しい気持ち、吐き出してみてください。理不尽な目にあっている辛い気持ちをわかってもらえた時、すごく勇気をもらえます。カウンセラーさんは多くのアドバイスはしてきません。「身の危険がある」などの場合は「逃げてください」と言ってくれますが。あくまでも本人の意思や立場を尊重して、とにかく話を聞いてくれます。カウンセリングはまず、心に抱えている苦しみを吐き出すことが大切です。そして辛い気持ちを共感してわかってくれます。一人で我慢してきたけど、気持ちをわかってくれる人がいる、それがどんなに心強く感じるか。DVモラハラの苦しみから解放されるための、それが第一歩になります。

カウンセリング効果 ②意識が変わる

①でも書きましたが、DVモラ被害者は「自分にも非がある」「私が〇〇したから怒らせてしまった」などと考えがちです。実際加害者はそう思わせるように仕向け、責めてきます。被害者はどんどん罪悪感が増して、自己肯定感が低くなっていきます。自分の気持ちを主張したり反論したりする気力も奪われ、抵抗しても無駄だと無力感でいっぱいになります。新たなチャレンジや外の世界に目を向けることもしなくなります。加害者にとってはますますコントロールしやすい存在になります。

でもカウンセリングに行くことによって、「私は悪くない。悪いのは相手の方だ」と気が付くようになります。被害者としての期間が長ければ長いほど時間はかかりますが。「自分は悪くない」そう思えることがどんなに勇気づけられるか。今自分が置かれている立場は理不尽だ。こんな生き方は嫌だ、そう思えるようにもなってきます。なんとか状況を変えたい、ここから抜け出したい、どうしたらいいの・・・?そう思えるようになったらまた一つ前進です。

カウンセリング効果 ③行動に移せる

パートナーからコントロールされて我慢して生きるのは嫌だ、そう思うようになったら次はどう行動に移すかです。もちろん、カウンセリングに通うこと自体がとても大きな「行動」であることは間違いありません。

私の場合はDVがあったのでカウンセラーさんから「もしもの時の為に警察に届け出ておくように」とアドバイスされました。かなり抵抗はありましたが、私には「このままでは済ませないぞ」という怒りが背中を押しました。また、夫が私や長男に言った言葉や暴力をノートに記録もしました。もちろん、絶対に夫に見つからないようにノートは隠しておきました。そのノートは離婚や面会交流の調停でたいへん役に立ちました。

「いつか離婚する時の為に」という気持ちで保育士の資格の勉強もしました。資格の勉強はカウンセリングに通う前から細々としていましたが、カウンセリングに通ったことで力が湧いて前向きに頑張ることができました。カウンセリングに通って1年ほどたった頃に無事資格取得ができ、カウンセラーさんにもとても喜んでもらい褒めてもらったことは自信になりました。すぐに近くの小規模園で非常勤保育士として勤務し始めました。それまでホテルの清掃員や病院の電話交換でパートの仕事をしていましたが、「私も自分の努力と能力でお金が稼げる」という自信が付き始めました。

意識が変わり、行動に移し・・・そうするともっと意識は変わりました。「こんな不幸な人生は嫌だ!」「こんなみじめな人生は悲しい!」その後、さらに様々の方々に関わってもらい私は子供を連れて別居する決心がつきました。

DVやモラハラに苦しむ女性の多くは社会的経済的弱者が多いです。そのためパートナーから虐げられで心身共にコントロール下に置かれやすいです。加えて元々自己肯定感の低い女性が多い。私のように。だからそのコントロールからなかなか抜け出せないです。でも何もしないでは人生を変えることはできません。加害者は絶対に変わりません。相手を変えようなんて思っても残念ながら無駄です。自分自身の意識を変え、行動を変えるしかないです。今回お話したカウンセリングは、私が体験したDVモラハラから抜け出す一つの方法です。少しの勇気があなたの苦しい状況を変えるきっかけになるかもしれません。各自治体でも女性の為の相談窓口を設けています。以下も参考に貼っておきます。

こちは内閣府がやっているDV相談サイト→ https://soudanplus.jp/

フェミニストカウンセラーマップ | ウィメンズアクションネットワーク Women’s Action Network (wan.or.jp)

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