DVモラハラから抜け出すために ②面接相談に行く

DV・モラハラ・虐待

MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。

前回は「DVモラハラから抜け出すために①」電話相談という投稿をしました。今回はその続きで②面接相談(カウンセリング)に行くをお話します。

相談機関にカウンセリングに行く

前回お話した電話相談は単発相談でした。さらに詳しく自分の話を聞いてもらって気持ちを整理したい、この苦しい状況を少しでも具体的に改善したい、と思う方は女性の為のカウンセリングを利用する方法があります。

単発の電話相談を利用していた私は、それだけでは気持ちが収まらなくなり、市がやっている相談機関に直接面接相談に行くことにしました。私はパートタイムで仕事をしていましたが、平日に休みもあったためその時間を利用して行くことができました。幸い夫は私の平日の時間の使い方までこと細かにチェックする人ではなかったので、夫には全く知られずにカウンセリングを受けることができました。

定期的にカウンセリングに通う

担当のカウンセラーさんは50代くらいの女性で物静かな方で、常にメモを取りながら聞き続けてくれました。話すのはほとんど私ですが、時折、専門家としての意見を言ってくれました。例えば、「私にも悪い部分があるから殴られるんだと思います」と言うと「暴力は振るう方が100%悪いんですよ。話し合いをせず力で一方的に相手を抑えようとする、それがDVなんです。」。「DVには『波』があります。暴力を振るった後しばらくは優しくしてくるけど、また暴力を振るう。そうやって相手をコントロールして無力化させていくんです。」こう言ったお話は、当時の私には目を覚まされるようなお話でした。

カウンセリングに行き始めの頃は定期的に通うことは全く考えていませんでしたが、カウンセラーの先生に勧められ、月に1回のペースで通うことになりました。当時の私は、通うことでどんな効果があるのか、現状が変わるのか、全くわかりませんでした。ただ自分の心の内を聞いてもらえるだけで気持ちが楽になるので、カウンセリングに行くことが私の密かな楽しみになりました。

私の意識の変化

何度もカウンセリングに通う内に、私の意識は変わっていきました。「夫はDVであり私はその被害者。夫は変わることはできない。このままま夫婦でい続けるということは夫に心も人生もコントロールされ続けるということ」そう考えると絶望しかありませんでした。

DVモラハラから抜け出すには、被害に遭っている本人の意識が変わることが一番大切です。DVモラハラ加害者の意識が変わることはほぼなく、これは私が出会ったどんなカウンセラーも見解は同じでした。被害者本人の意識が変わり、この状況から出たい!と思い少しづつでも行動することでしか状況は変わりません。

これまで書いてきたようにDVモラハラ被害者の女性は自己肯定感が低い傾向にあり、被害に遭えば遭うほど低くなってしまって無力感にとらわれています。単発や、ほんの数回のカウンセリングでは意識が変わるのはむつかしいのです。

意識が変わり、行動に出る

カウンセリングに通ったことで私の意識が変わり、行動に移せたことの具体例としては、警察に相談に行ったこと、実際に警察を呼んだこと、シングルマザーの集いに参加したこと、そして最終的には別居を決めたこと、です。それぞれに関して具体的にはまた改めてブログでお話したいと思いますが、これらの全ては定期カウンセリングに行かなければ行動できなかったことだと思います。

私はDVに遭っている、私の心と体は夫によって危険にさらされている。私だけではなく、子供たちも。状況を良くするには私が変わるしかない。何かしら行動に移していくしかない。そして最終的に私がとった選択はそこでの暮らしを捨てて子供を連れて逃げるということでした。

面接相談できる窓口はまだまだ数少ない

調べたところDVやモラハラ、性被害などの女性のための電話相談窓口は各都道府県に設置されているようですが、残念ながら面接での相談となると設置されているところは限られているようです。東京や大阪などの都市部ならありますが、いわゆる地方と言われるところにはまだまだ少ないのが現状のようです。お住まいの近くに面接相談窓口があるかどうかは、各都道府県のホームページを見て「男女共同参画」や「女性のための相談窓口」などから確認してみてください。

または、「フェミニストカウンセリング」または「ウィメンズカウンセリング」で検索してもらうか、https://wan.or.jp/map/list/counselor こちらで一覧を確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました