MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。
DVモラハラから抜け出すためにはどうすればよいかについてシリーズで書いています。今回はその⑤「避難場所を決めておく」です。前回までは、①無料の電話相談、②無料の対面相談 ③家族や友人に相談する ④警察に届け出る について書いてますので、まだ読まれていない方はそちらもどうぞ。
110する勇気がなくても自分の身は守ろう!
DVを受けて身の危険を感じた時は、警察に110番通報するかもしくは速やかにその場から逃げて安全なところに身を置く、というのが最善の方法です。前回書いたように、あらかじめ警察に被害を報告していれば、自宅からのワンコールで電話を切ったとしてもすぐに駆けつけてくれます。とは言っても自分の夫やパートナーを警察に突き出すとなると、いざなかなか勇気のいることです。かくいう私も警察に届け出てはいましたが、110番通報は(私や長男が暴力を受けても)実際はなかなかできませんでした。
すぐに110番通報できなくても、自分の身の安全は確保してほしいです。DVや言葉による暴力(モラハラ)を受けても我慢してその場にとどまり続けることはあなたの心と体を傷つけることになります。とにかくその場から逃げて、自分で守ってあげてください。
予め逃げ場所を決めておく
そのためにいざという時にどこに逃げるか決めておいてください。ご実家でもいいし、兄弟や親せきの家、または友人の家など。あらかじめその家の人にはご自分の状況を打ちあけて、いざという時は逃げ場にさせてほしいと伝えておくといいですね。知り合いに逃げ場所がなければ、これも予めになりますが公的機関(女性の為の相談所)に相談していざという時シェルターを利用できるか確認しておくととても安心できますね。
ちなみに私の場合の逃げ場所は、車で30分ほどのところに住んでいた義母の家でした。実際に夫と別居に踏み切るまで、3年くらいの間に3~4回、子供を連れて逃げ込んだことがあります。避難している1~2日の間、夫は頭を冷やす時間ができ、気持ちも落ち着きます。その頃を見計らって私は子供を連れて家に帰り、とりあえずまた同じ日常生活が始まる、といった感じでした。
孤立せず、逃げ場を確保
110番通報する勇気が出ない方は、とにかく避難場所は確保しておきましょう。DVやモラハラは夫婦やパートナーという二人の人間関係の中で起こるため、被害者が外部に打ち明けない限り被害者は孤立したままです。そして加害者側にとってはそれは好都合なわけです。信頼できる人や機関に打ち明けて逃げ込むと、次の加害の抑止に少しはなることもあります。
最優先は身の安全!
何度も書きますが、最優先事項はとにかく自分の身の安全を確保するということです。それ以上に大切なことなんてありません。「よそに逃げることで、夫の暴力が外部にバレることが恥だ」「逃げ込んだ先の家庭に迷惑がかかるから遠慮してしまう」「私が我慢すればいいことだ」なんて体裁を気にしていたら、それこそ加害者側の思うツボです(私もそう思っていたので、そう思う被害女性の気持ちはよくわかります)。そうやってDVもモラハラもエスカレートしていき、被害者はどんどん逃げられなくなり、支配されていくのです。コントロールされ心がゆがんでいくんです。自分の心と体、もし子供さんがいる場合は子供さんの心と体、を守る以上に守るものなんてないんです。ましてや加害者のプライドや世間体なんて、守るべきものでもなんでもないですからね!
予め逃げ場を決めておくだけでも、気持ちが落ち着いて安心できます。いざ!という時は勇気を出して自分の心と体を第一に守ってあげてください。
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