DVモラハラから抜け出すために ⑥お金を用意する

DV・モラハラ・虐待

MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。

DVモラハラから抜け出すためにはどうすればよいかについてシリーズで書いています。今回はその⑥「お金を用意する」です。前回までは、①無料の電話相談②無料の対面相談 ③家族や友人に相談する  ④警察に届け出る ⑤避難場所を決めておく について書いてますので、まだ読まれていない方はそちらもどうぞ。

現実的な問題は○○

DVやモラハラしてくる夫(パートナー)から離れたい!逃げたい!別居したい!離婚したい!と思っても、現実的に難しい・・・と考えてしまうあなた。その原因はなんでしょうか?勇気がないから?夫への愛情がまだあるから?・・・そういう理由もあるでしょう。でも、現実的な問題として、夫と離婚したら「お金」に困るから、というのも大きな原因の一つではないですか?どんなに「夫と離婚したい!」と思っても、自分の手元にお金がなければその勇気はくじかれます。

いつか逃げ出すために

DVモラハラしてくる夫とその妻の関係は、妻が経済的弱者である場合が多いです。もちろん私もそうでした。だから夫は自分が上で妻が下だと思っていて、コントロールしようとしてくる。時には言葉で、時には暴力で。妻は夫に経済的に依存している自覚があるから、つい夫の言いなりになってしまう・・・。日常的にこのような力関係が定着してしまい、ますます妻はその構造から精神的に抜け出せなくなって無力化していきます。「こんなしいたげられた関係から抜け出したいけど、どうせ私には無理。我慢して生きていくしかない」そんな風に思ってしまったら夫の思うつぼ。少しずつでもいいので、「いつかこの抑圧された人生から逃げるため」に自分のお金を貯めていきましょう。

私の場合

私の場合は、別居することになる一年前から毎月数万円貯めていて、50万円ほどありました。自分の仕事の給与から毎月いくらかを取っておき、「いつか」の為にしまっていました。毎月増えていくその金額を見ると、心も強く持てるような気がしました。その「いつか」がこんなに早くなるとは私も夫も誰も想像もしなかったですが。。。

それは自信と勇気になる

仕事を持っている方は、そのお給料から数万円でも数千円でもいいから毎月定額を貯めてみてください。夫に見つからないようにできるのであれば、自分の名前の口座を作ってそこに貯めてみてください。半年、1年、2年と貯めていけば数万円、数十万円になっていきます。その貯まったお金の額は、あなたの自信と勇気になるはずです。「夫と離婚なんて無理」とあきらめていた気持ちが、「私にもできるんじゃないかな・・・」という希望に変わっていきます。

少しずつ行動する

行動に移すことで勇気は湧いてきます。どんな小さな一歩でも、続けていけば前に進んでいけます。何も行動せず現状を受け入れていたら、どんどん自己肯定感も低くなり、逃げ出す力も出てきません。「私の人生はこんなもの」そんな諦めの境地になってしまいます。これまで①~⑤でご紹介してきた、無料相談窓口に相談したり、近しい人に相談したり、警察に届け出たり・・・と並行して、少しずつお金を貯めていくことでまたあなたの心は強くなります。

手持ちはあるに越したことない

私の場合、別居の決心を固めるまでには私一人の力ではなく、実家の両親(今は同居している)の理解と協力がなければできませんでした。今回、「お金を貯めよう」というテーマで書いてきましたが、ほとんどの女性は(ましてや子供がいたらなおさら)自分一人の力で別居や離婚に舵を切ることは難しいと思います。よっぽど経済力があれば別ですが、そもそもそのような人はDVにもモラハラにも遭わないでしょう。だから結局私のように両親に助けてもらうとか、行政の力を借りるとかして行動に移すことになるでしょう。だからと言っても、やはり自分の手持ちのお金はあるに越したことはないし、大きな力とも勇気ともなります。離婚や別居という大仕事を一人で抱え込む必要はないですが、少しずつでも貯めることができる方はぜひやってみてください。

今日のお話はここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました