MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。
DVモラハラから抜け出すためにはどうすればよいかについてシリーズで書いています。今回はその⑦「法律相談をする」です。前回までは、①無料の電話相談、②無料の対面相談 ③家族や友人に相談する ④警察に届け出る ⑤避難場所を決めておく ⑥お金を用意するについて書いてますので、まだ読まれていない方はそちらもどうぞ。
弁護士無料相談を利用しよう
別居や離婚をする時に、実際に自分の取り分はどのくらいで、相手から生活費や養育費はいくらもらえるのか、財産分与はどうなるのか、子供がいるなら子供の親権はどうなるのか・・・調べたことはありますか?確かにネットで調べればいくらでも情報は出てくるけど、個々人のケースにあった答えは直接弁護士に相談して聞いてみるとよいと思います。そしてもちろん、DVやモラハラの被害への慰謝料は、自分の場合どのくらいになるのかも人によって違います。
「弁護士に相談するのはなんとなくハードルが高い・・・」「料金が高そう」そう思われる方もいるかもしれません。でも大丈夫、無料で相談できるところは探せばいくらでもありますよ。私が相談したのは市町村がやってる「女性のための法律相談」で30分無料でした。また、無料で相談を聞いてくれる弁護士事務所もありますよ。
市町村の無料法律相談
まず私が利用した市町村の法律相談についてお話しますね。市町村のHPを見ていると、「女性のくらし」「女性の仕事」「女性の悩み事」などのコーナーがありました。以前このブログでもお話したDV相談もこのコーナーにあります。その中に30分無料の「女性のための法律相談」も載っていました。利用できるのは一人につき1年度一回、と書いてありました。
市の法律相談のメリットとしては、「女性の困りごと」に特化しているので、その分野に精通している弁護士が相談に答えてくれること。たいていの場合、弁護士さんは女性だと思います。私の時も女性弁護士さんでした。また、個人の弁護士事務所だと敷居が高そうに感じて入りにくいですが、相談場所が市役所など誰でも入りやすい場所になるので利用しやすいと思います。小さいお子さんがいるお母さんのために、事前に申し込めば託児をしてくれるところもあります。
市の法律相談のデメリット。まずは予約がしにくいこと。私が以前いた市町村の場合でも月に数回しか開催していなくて、場合によってはすぐに予約で埋まってしまうこともあります。私も、予約が取れたのが1か月以上先でした。開催日も平日のみとなります。あとは、あまり小さな市町村ではそもそもそういった法律相談はやっていない場合もあるでしょう。
法律事務所の無料相談
次に、個人の法律事務所についてお話しますね。どこでもというわけではないですが、無料の法律相談をやっている事務所もあります。ここでも相談時間はたいてい30分無料というものです。探す時のポイントは、HPを見て離婚案件をたくさん取り扱っていそうか見る、さらにDVやモラハラ案件をたくさん取り扱っているようならなお良いでしょう。
個人の法律事務所に相談するメリットとしては、予約が取りやすいこと。弁護士さんとの予定が合えばすぐに相談日時が取れます。また事務所によっては直接事務所に行かなくても電話で相談を聞いてくれるところもあります。
個人の法律事務所に相談するデメリットとしては、無料相談に対応してくれる弁護士さんが女性とは限らないこと。また、複数の弁護士さんが在籍する事務所なら、比較的若手の駆け出しの弁護士さんが対応する可能性が高いこと。いくら無料とはいえ、ある程度しっかりした信頼できる弁護士さんに話を聞いてほしいですもんね。。あとは、託児のサービスがないこと。
弁護士相談に行く前の注意点
弁護士さんに相談に行く前の準備としては、行く前には聞きたいことを紙などに書いて整理しておくきましょう。親権のこと、財産のこと、養育費のこと、慰謝料のこと、あらかじめネットで調べておきながらも、個々のケースでの疑問って必ず出てくると思います。そこをしっかり聞くために疑問点を整理しておくのです。DVやモラハラの状況も恥ずかしがらずに話ましょう。裁判になった時など、親権や慰謝料などでを決める際にそれがどのくらい自分に有利にはたらくのか、確認しておくことも大切です。弁護士さんを前にすると誰だって緊張して何を話すべきか忘れてしまいます。おどおどしていたら、30分なんてすぐに経ってしまいます。相談中もただ聞くだけではなく、弁護士さんが言ったことをメモして忘れないようにしておきましょう。
一人でDVモラハラと戦うわない
DVやモラハラをする夫から抜け出すにはあなた一人では到底できません。恐らく、あなたは夫よりも社会的にも経済的にも弱者ではありませんか?だからこそ夫はその弱みにつけこんで酷い仕打ちを繰り返してくるのですが。ちゃんと話し合いをして解決しようとしても、たくみに話をかわして向き合おうとしなかったり、あなたが悪いように結論つけられたりします。まともに話し合いで解決しようなんて無理な相手なんです。だからこそ被害者は、公的機関の力を借りたり(市のDVモラハラ無料相談や警察)、法律の力を使ったりして加害者と戦うのです。
行動することで意識が変わり決心できた
これまで7回にわたって「DVモラハラから抜け出す方法」として書いてきました。①から⑦までは実際に私がたどった道筋です。とは言え、私も悩み迷いながら進みました。①から始まって⑦を終えるまでに2年半かかりました。その経過をたどって一番変化したのは私の意識でした。「私は被害者であり、悪いのは暴力で人をコントロールする夫だ。こんな夫婦関係を続けていても一生不幸なだけ。私の人生だけでなく子供の人生までも不幸にする。」最後はこのような気持ちに行きついて離婚を決意しました。少しずつ行動することで意識が変わり決心できたのです。これを読んでくださっている方も、いきなり決心はできないと思います。良かったら私のたどった道筋を参考にして前に進んでみてください。
今回も長文読んでくださりありがとうございました。
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