MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(ADHDの6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。
今回は、DVやモラハラをする人がどうしてそのようなことをしてしまうのか、について掘り下げて書いていきたいと思います。
自己肯定感の低さ
DVモラハラをしてしまう人は自分に自信がない人が多いです。社会的には真面目な「いい人」として通っている場合が多いですが、妻や恋人との関係になると自分が上で相手が下、という関係を求めてきます。そもそも人間の土台の部分で自分に自信がなく、実はとても不安なのです。自己肯定感は高ければ高いほど人からの評価は気にしなくなります。だから外では人の目を気にして評価を上げるために無理して「いい人」を演じます。パートナーとの関係では、認められたいという気持ちが反動となり、自尊心を満足させるために自分が偉い立場として振る舞います。
元夫を見ていて思ったのは、「この人は心の底では自分に自信がなくてよくイライラしている。私や子供にイライラするのは、本当は自分への怒り。この人は自分に怒っているんだ」ということでした。その自信の無さを私が満たしてあげられたら良かったのかもしれませんが、無理でした。その人の生い立ちによるものが大きいし、そこまで私は元夫の人生に責任は持てなかった。
依存心
上記の自己肯定感の低さとも関係しますが、自信がないからパートナー(時には子供)を管理して自分の思う通りにさせようとします。相手の行動を制限したり、勝手に決めたり。自分の管理下にあることで安心します。自分に自信がないことは、自分を信頼できないということです。だから相手も信頼できない、管理しないと気が済まないのです。むしろ本人は「それが相手のため。俺が面倒をみてやっている」と思っています。でもそれは、信頼できないからコントロールする、コントロールすることで安心する、相手から自由を奪って依存するのです。
男尊女卑的価値観の古さ
上の2つ(自己肯定感が低く、依存心がある)に加えて男尊女卑の価値観があると、DVやモラハラが起きやすい条件が整いますね。。元夫はまさにそうでした。今の20代の男性はかなり少なくなってきているとは思いますが、30代以降の人はまだ「父親は一家の長」「妻は夫に付き従うもの」「夫の言うことは絶対」的な価値観の元で育った人が多いのではないでしょうか。元夫の実家もそうでした。私自身の実家の価値観も残念ながらそうでした。
各家庭によって夫は仕事、妻は家事育児という役割分担があったり、共働きでも収入が夫の方が多いという現実があったとしても、お互いの意見や気持ちを尊重し合う関係は大切にしないといけません。男女平等とは言え、まだまだその様な価値観は残っていて、DVモラハラをする人の言い訳を後押ししています。時代と共にそういった古い価値観がなくなることで、DVモラハラ被害も少しは減ってくれることを願っています。
コメント