DVモラ被害者の代理人弁護士の選び方

DV・モラハラ・虐待

MOKOです。2021年4月からDVモラハラの夫と別居して二人の子ども(6年生と2年生の男児)を連れて実家に住んでいます。すぐに弁護士を立てて離婚調停するも決裂、現在は離婚裁判を起こしています。

前回ブログ 頼人の利益守らない弁護士 に関連して、今回は失敗しない(特にDVモラハラ被害者の)代理人弁護士の選び方について書いていきたいと思います。弁護士さん選びに失敗したら、本来勝ち取れるべきものも取れなくなるほど、損害は大きいです。私のように途中で「のこ弁護士では駄目だ!」と気づいて変更できたらまだいいですが。それでも初期の契約時に支払った33万円(税込み)は無駄になりました涙。。弁護士資格があれば誰でもいい、安いからいい、そんな理由で選んでは負けてしまいます。調停も裁判も自分の権利、利益を勝ち取るための闘いです。一緒に闘ってくれる代理人弁護士を後悔の無いように選びましょう。

「弁護士」資格があれば誰でも良いわけではない

弁護士や医師って、私たち一般の人からすると社会的権威って感じがしますよね。だからつい弁護士ってだけで全ての弁護士さんが優秀で頼れるって思ってしまいがちです。でも弁護士さんにも優秀な人もいればそうでない人もいます。DVやモラハラの離婚問題で困った時、焦ってネットの広告や身近な人の紹介ですぐ「弁護士さんだから助けてもらえる!」とぱっと飛びついて契約を結んでしまわないでくださいね。吟味しすぎは良くないですが、後悔しないようにいくつかの点に注意して契約を結びましょう。

その分野に強い、経験値の高い人かどうか

弁護士さんの仕事といっても、様々な分野があります。財産、破産、労働、交通事故など。もちろん離婚問題も。基本的に弁護士さんならどの分野でも依頼されれば受けるのでしょうが、得意分野や経験豊富な分野があるはずです。依頼する側としては、当然その分野の経験値が高く、精通している弁護士さんに依頼したいですよね。

それを確認する方法としては、誰かから評判を聞けると良いのですが、なかなかそうはいきません。なのでまずは検索してHPをチェック。これまでどのような案件を受けて解決してきたのか、少々盛って書いてあるかもしれませんが、ある程度の経験分野はわかります。大きな、何人もの弁護士を擁する事務所なら、一人一人の自己紹介文を確認すると良いでしょう。また、あまり若く弁護士になりたての方よりはある程度年齢を重ねた弁護士の方が当然経験値も高く、同じ離婚問題でも様々なケースを経験しているので安心感があります。

DVモラハラ加害者の性質を理解していること

さらに離婚問題でも、私のようにDVモラハラ被害者の代理人弁護士として依頼するなら、過去にその問題を扱ったことがあり、DVモラ加害者の性質、被害者の心理を理解している弁護士かどうかも重要です。DVモラ加害者は、巧妙に自分の非をごまかし認めず、自分の権利を主張したり、被害者に謝罪したかと思えばはたまたを責めたりしてきます。被害者は長い間DVモラ男の元でコントロールされてきているため、別居してもなお精神的にはコントロールされている場合が多いです。そして悲しいことに、また振り回されることもあります(まさに私がそうでした)。それは調停や裁判の行方に大きく影響します。それを十分理解した弁護士でないと、普通の離婚案件と同じように対応してしまい、依頼人である被害女性を守ることはできません

偏見と言われそうですが、DVモラ被害者の女性にとっては、やはり女性の弁護士さんだとなお安心です。不安な気持ち、悲しい気持ち、加害者に対する複雑な気持ち・・・正直に話しやすいし、分かってもらえる安心感があります。もちろん、弁護士さんはカウンセラーではないから、お悩み相談的な会話は控えた方がいいですが。

契約前に一度対面で法律相談に行く

ネット検索で弁護士事務所のHPをチェックし、「この弁護士さん良さそう」と思ったら、対面もしくはオンラインでの法律相談をしてみることをお勧めします。やはり直接相談してみてどのような意見や方法論を提示してくれるか、自分との相性はどうかを確認した方がいいです。HPの写真や自己紹介文ではわからない人となりも感じられることでしょう。相談は無料の場合もあるでしょうが、ほとんどの場合有料で30分5,000円くらいでしょうか。相談だけなのにイタイ出費・・・とも思うかもしれませんが、その後に続く調停や裁判で一緒に闘ってくれる相手を決めるわけですから、仕方ありません。相談する時は必ずメモを用意して、わからないことや不安なこと、予想できる今後の行方など、正直に質問して、書き留めていきましょう。相談の中で、誠実で真摯な対応、話しやすいかどうかなど確認して、「この弁護士さんでいけそう」と思ったら契約を結びましょう。

自己紹介にもあるように、現在私は離婚調停を決裂させ、裁判の真っただ中です。今の私の代理人弁護士さんは上に書いてあること全てにあてはまる信頼できる女性弁護士さんです。おかげ様で裁判はかなり私に有利に進んでいます。また裁判の結果については別の記事でお話していきたいと思います。今回のブログ、これから弁護士を探そうとするDVモラ被害者の方の参考になると嬉しいです。

弁護士マップ | ウィメンズアクションネットワーク Women’s Action Network (wan.or.jp)

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